所沢を中心とする埼玉西部地域って、あんまり移住とか盛り上がってないな?
なぜ盛り上がってないか?それは知られていないから。
というわけで、飯能市を含む埼玉西部地域を全力解説します。
まず知ろう。
埼玉どこ住む?浦和、大宮、新都心?川越もオシャレ?
いや、その検討、所沢から始めませんか?
埼玉西部地域とは
埼玉西部地域とは一般的に、所沢市・入間市・狭山市・日高市・飯能市の集合体のこと。
リーダー所沢の頼れる両脇に、入間市と狭山市が鎮座。その奥に自然派担当の日高市と飯能市が控える関係。写真の黄色いところです。
「西とかいって真ん中じゃん」と思うかもしれませんが、こういう方角を表すとき、本当の西である秩父地方はなぜか存在しないことになります。関東平野の最西端、もしくはさいたま市から見て西という感じ。

地域のほとんどが西武沿線なので、このエリアでまとまって、共通の文化観みたいのを持ってます。
エリアのメリットとしては、
- ①東京西側(池袋・新宿)が近い
- ②都心だが自然が多い
- ③県南(さいたま市・川口市)と比べて物件がお買い得
などが挙げられます。
まぁ一言でいうと「都心の利便性と校外の豊かな自然が共存。しかも物件もお買い得」みたいなエリアです。
逆に、県南エリア(浦和・大宮・新都心)と比較した際のデメリットとしては、
- ①新幹線・空港のアクセス悪め
- ②東京東側へのアクセス悪め(といっても所沢から大手町まで50分)
- ③トップレベル公立高校の不在
などが挙げられます。なので出張族とかはぶっちゃけオススメしません。
「いうて同じ埼玉県なんだから行きゃいいんじゃん」と思うかもしれませんが、埼玉県は横の移動が大の苦手。所沢市とさいたま市の鉄道移動は都内を経由するよ。
なのでデメリットはしっかりデメリット。たまに旅行とかなら全然いいけどね。
というわけでまとめると、
西部地域とは、
「(県南と比較して)教育ブランドと長距離交通アクセスを手放せば、便利すぎる住環境と豊かな自然環境が割安で手に入るエリア」です。
現状価格としては、デメリットが価格の割安さに見合ってない(=つまりお買い得)と感じることが多い。
その理由としては単純に「知られていない」ことが大きいのかな、と思います。
よくわかる西武線
そんな西部地域は、沿線を支配する西武鉄道と一蓮托生の運命(細かいけどエリアの”西部”と会社の”西武”、漢字の書き分け注意)。
ここで、西武鉄道についてもさらっと紹介しておきます。
まず、路線としては、
- 飯能と池袋を結ぶ西武池袋線
- 本川越と西武新宿を結ぶ西武新宿線
の2種類があります。
2線は中心駅である所沢駅で交差し、それぞれ東京へと向かいます。こんな感じ。

路線の特徴としては以下の通り、
- ①所沢にないものはない
- ②所沢より手前の急行停車駅はザ・校外都市。終点の飯能・本川越は独自路線で観光都市化。
- ③所沢より先の東京エリアはジェネリック中央線
解説すると、とにかく所沢がすごい。
駅徒歩5分以内に日本の全てのチェーン店が集結、飲み屋街なども充実しており個人店の活気も突出。
それを支えるように、新所沢・狭山市・小手指・入間市の周辺都市が存在し、終点の飯能・本川越は観光都市化を図っています。
また、所沢より先は都内に入り、安く武蔵野・杉並の魅力を味わえるジェネリック中央線エリアになります。「どこ住んでるの?」「荻窪のあたり」←こいつ井荻に住んでます。
駅ごとの詳しい情報は、後編で解説します。
コスパ良すぎるし、所沢中心にまだ伸びる
というわけで埼玉西部地域、いかがでしょうか?
県南比で教育や長距離交通がやや劣っているものの、とにかく現状はコスパが良すぎる状況。
移住検討エリアに入れないのは、非常にもったない。

しかも現状でも十分すごいのに、所沢中心にまだまだ再開発が進んでいる状況。すごすぎか。
というわけで、西部地域を知らない人、まずは所沢に来よう。街を知ろう。
そしてあわよくば飯能にも遊びに来てください。
後編は、西武線主要駅の個別解説をしようと思います。